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測定項目について

 環境放射線等モニタリングでは以下の項目について測定を行っています。

項目 単位 説明
空間放射線量率 μSv/h(マイクロシーベルト毎時)
なお、(マイクロ)は100万分の1を
表す記号です。
 空間放射線には、大地、建造物、大気中に含まれる放射性物質から放出される 放射線(ガンマ線)と宇宙線の2種類があります。単位時間あたりの空間放射線 の量を空間放射線量率といい、このHPでは、1時間当たりの空間放射線量[μSv/h(マイクロシーベルト毎時)]と して表示します。
 空間放射線量率は周辺の環境や気象によって変化し、降雨等により一時的に上 昇したり、積雪によって減少したりすることがあります。自然および人工の放 射性物質から放出されるガンマ線のエネルギーは3MeV(メガ・エレクトロン・ ボルト)以下が大部分です。当モニタリングでは、これより高いエネルギーを 持つ宇宙線を除いて測定していることから、このHPで公開する空間放射線量率 には宇宙線は含まれていません。

(このHPでは、空間放射線量率の速報値として1時間値がご覧いただけるようにしています。)
空気中放射能濃度
(α濃度またはβ濃度)
Bq/m3
(ベクレル毎立方メートル)
 空気中放射能濃度は、大気中に浮遊するチリやホコリに含まれるα線またはβ線を放出 する放射性物質の濃度です。大部分は、大地から放出される自然放射性物質であ るラドンの壊変生成物によるものです。空気中放射能濃度は、気象条件により変 化します。降雨により空気中の放射性物質が洗い落とされてα・β濃度が下降し たり、風が弱いときには上昇することがあります。
 本調査では、連続的に大気を吸引しながら、同時にろ紙に付着したチリやホコリの放射 能を計測しています。通常の測定時では、ろ紙は6時間毎に自動的に交換されます。
 国内外での放射性物質による事故などにより詳細な調査が必要なときには、 「緊急時モード」に切り替えます(これにより、ろ紙は1時間毎に自動的に交換される。)。
自然放射性物質であるラドンの壊変生成物の影響を受けて空気中放射能濃度は、 通常の6時間値に比べて数倍高いデータが検出されることがあります。

(このHPでは、速報値として6時間値がご覧いただけるようにしています。)
β/α
(α濃度およびβ濃度の比)
   空気中のβ濃度とα濃度の比を表します。
 人工放射性物質の寄与を判断する指標の一つとして、この比の変動を監視しています。
降水量 mm(ミリメートル)  降水量は雨や雪の量を高さで表したものです(雪は溶けた状態での高さ)。
 当モニタリングでは表示した正時の前1時間の降水量を示しています。
感雨    当モニタリングでは正時の前60分間にφ0.5mm以上の雨滴があったときにその有無を表示しています。
風向 16方位  風の吹いてくる方向を16方位で示しています。
 当モニタリングでは正時の前60分間の平均値を表示しています。
風速 m/s(メートル毎秒)  1秒間に空気が移動した距離です。
 当モニタリングでは正時の前60分間の平均値を表示しています。